コンスタンティン・グルチッチは、常識や既成概念を超えたアイデアを盛り込みながら、誰もが日々使うプロダクトをデザインする優れたセンスを持っています。MONO TABLEは、曲げた鉄板、曲げた鉄棒、ベースの鉄板という3つのパーツで構成されたサイドテーブル。鉄板を曲げるのは彼が好んで用いる手法で、製作のプロセスがそのまま概観の特徴になっています。コの字に折れ曲がった部分には1~2cmの本や雑誌が5冊ほど収納できます(有効収納寸法90mm)。インダストリアルデザインの美意識に忠実な彼らしく主張しすぎないマットな色合いが純粋なフォルムと調和しています。コンスタンティン・グルチッチ | Konstantin Grcic1965年生まれ。The John Makepeace School for Craftsmen in Woodで木製キャビネット職人としての教育を受け、ロンドンにあるRoyal College of Artでデザインを学ぶ。1991 年に自身のデザインオフィス「コンスタンティン・グルチッチ・デザイン」をミュンヘンに設立。現在はベルリンを拠点としている。活動は工業デザインプロジェクト、展覧会デザイン、建築のコラボレーションなど多岐にわたる。主なクライアントはFlos、Magis、無印良品、Vitra など。数多くの受賞歴があり、MAYDAYランプ(Flos、2001年)、MYTOチェア(Plank、2011年)、OKランプ(Flos、2016年)でコンパッソ・ドーロ賞を受賞している。マットグレーカラーになりますグルチッチhayコルビジェ